2007年01月30日

「メディアを学ぼう 著作権を考える」を見て

 先日、「実践!著作権」について紹介したNHK教育テレビ「メディアを学ぼう」が放送になりました。客観的にはどのような企画として映るのか恥ずかしくもあり、興味もありました。
 「実践!著作権」はワークショップ5日間、フェア1日間の計6日間の企画です。それを番組では20分にまとめられます。どのようにまとめるのか、企画の意図は伝わるのか不安と期待でいっぱいでした。取材はワークショップだけではなく、生徒の取材シーンも取材していますから、録画時間は相当なものだったと思います。
 番組は、この企画の意図をインタビューを交えて紹介した後、生徒が作品を制作するために、取材している様子、編集作業と平衡して著作権台帳、申請書作成など権利処理をする手順等、企画の意図を大変シンプルかつ分かりやすく表現して頂いた20分の番組に編集されていました。
 許諾を取るのに緊張して電話をかけている様子、使用許可が出てほっとした笑顔、作品の構成を真剣に検討する姿、ワークショップ期間中のことがまざまざと思い起こされます。生徒が電話している横で、「電話につかえたり、分からなかったらいつでも変わって説明するからね」といっている私、生徒の交渉の様子を見守る先生、仲間たち・・・そのときのことを思い出し、ああやはり映像のチカラというのはすごいものなんだなと思いました。
 同じように取材して映像作品を作った生徒は、取材された自分たちの番組を見てプロの編集をどう思ったのでしょうか。伝えたいことを伝えるためにシーンを厳選しそぎ落とし、適切にナレーションのフォローを入れる・・・。自分たちの活躍の記録として番組を見てほしい一方で、参加生徒たちには「人に伝える」ということの技術という視点からも番組を見てもらえればなと思いました。
 「表現したもの」=映像作品への感慨を通して、もう一度著作権について考えてくれればいいなと思います。

 再放送は、
  31日午前11:30〜11:50 NHK教育テレビ
 です。中学生、高校生が著作者として成長する姿を是非ご覧下さい。

(え)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感

2007年01月24日

「メディアを学ぼう 第17回 著作権を考える」が放送されました。

 以前から告知しておりました、上記番組が本日放送されました。昨年の夏休み、暑い中5日間の講義と編集作業をこなした参加生徒たちの取り組みと思いがぎゅっと凝縮されています。
再放送は来週、31日(水)11時半〜11時50分です、見逃された方も是非ご覧下さい。
 著作権は日本の法律の中でも最も理解しにくい法律の一つなのだそうです。そもそも「無体財産」という概念的なものですからなかなかイメージしにくいものです。しかし法律が難解であっても、日々著作物を楽しみ、利用し、著作物に囲まれて生活していますから、分からない、知らない、難しいとばかりは言っていられません。とはいえどうしたら理解できるのか・・・
 そんな思いから組み立てたカリキュラムがこの「実践!著作権」です。中学生と高校生が著作権と真っ向から取り組んだ軌跡を辿って頂けると思います。そしてこの番組の生徒たちのように番組をご覧になった皆さんが自ら権利処理に取り組もうという行動に繋がればいいなと思っております。又この番組をご覧になって著作権とか権利処理とかが思ってより難しくも恐ろしくもないということを感じて頂ければうれしいです。
 本イベント実行委員長宮本教授の言葉通り、参加生徒たちは「自分たちもやればできるという感触をつかむことができ、人と人のつながりのなかで物は作られていくということの貴重な体験になった」し、それが著作権の本質的な理解を導くと思います。
 番組についてはHPが連動して情報の提供をしております。下記URLからご参照くださいませ。
 http://www.nhk.or.jp/media/ja/frame.html
 HPの上のタブ「ばんぐみ」をクリックいただくと右下に「あらすじ」というボタンがあります。それをクリックいただくと、番組ダイジェストを見ていただけると思います。

(え)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 平成18年度実践!著作権

2007年01月13日

「実践!著作権」イベントの主旨〜実際の様子は「メディアを学ぼう」でご覧下さい。

 昨年開催しました「実践!著作権Pert2〜先生と学ぼう」がNHK教育番組「メディアを学ぼう」の第17回「著作権を考える」で、紹介されます。放送の前に私どもがこのイベントに取り組んだ主旨について簡単にご紹介いたしましょう。
 このイベントは元々、「学校現場の先生方は著作権についてどのように感じておられるのだろう」ということの意識調査に始まります。現場の先生方にインタビューをし、アンケートに回答頂いたところ、「著作権はコワイから著作物を使うのはやめておこう」という先生と「教育だからいいのではないか」という先生とほぼ二極化しました。この様な意識の中で正しい著作物利用がなされないのは問題だが、さてどのようにすれば正しい理解が進むのかということを考えさせられました。そんなとき兵庫県教育委員会の先生のご協力を得ることができ、実際に著作物を創造する過程で著作権について体験的に学習するという企画が生まれました。また(社)私的録画補償金管理協会からの助成をうけて、体験型著作権学習イベント「実践!著作権」を開催することになったのです。
 初年度(平成17年)には著作権についての講義を開発するためにパイロット事業を行い、参加中高生へのアンケートからカリキュラムを改善し、昨年度(平成18年)のイベントを開催しました。イベントの基本的なスタンスは、1.映像作品を制作する、2.その中に他人の著作物を使用する、3.作品は有償で頒布(販売)するということです。他人の著作物を利用することで権利処理の必要性が生じ、なぜ権利処理が必要なのかと言うことから著作権についての根本的理念が理解でき、販売することで、自らが著作(権)者として著作権の対価を得ることから著作権の経済的な側面を実感できるのです。さらに翻って自らが権利者として他人の許諾願いに対してどう振る舞うか、自分たちはこの音楽を使うときに権利者に快くOKしてもらえた、だから自分たちの作品も素晴らしい作品になったという気持ちが、「著作権法」の根底に流れる思想の理解に繋がるのではないかという仮説の下イベントは行われたのです。結果は仮説を十分に立証出来たと思っています。
 映像作品の制作を通して著作権を学ぶ、というのは著作権の難しさと同じくらい大きなハードルがあります。それは映像編集、映像構成といった「映像作品」自体の質に関わる点です。生徒が著作権について考えるのには自分たちが著作権者になる達成感が大切です。そのためには自分たちの作品が満足できるだけの質である必要があります。それは自己満足なこじんまりした作品ではだめなのです。他人にメッセージを伝える作品でなければならないのです。もちろんプロではないのですから、端から見たら改善点はたくさんあるでしょう。しかし制作者本人がよいものにしたい、と思い構成から編集まで何度もやり直し、他人を納得させられる形にするという情熱が必要なのです。そこで初めてなぜ著作物はアイディアではなく「表現された物」と定められているのか、なぜ著作者にこんな絶対的な権利が付与されるのかということが理解できるのだと思います。著作者の創作は他人にメッセージを伝えんがために生まれるもので、それが伝わっていくからこそ文化が形成されていくのですから。
 番組では権利者との直接交渉の場面など生徒達の真剣な表情、作品が完成したときの充実感いっぱいの笑顔が見られると思います。権利処理はけして難しい物ではなくて、ごくごく当たり前のお願い事の延長なのだということも感じていただければと思っています。

 放送は、NHK教育テレビで、1月24日(水)11:30〜50、
 再放送は、31日(水)11:30〜50です。

 ご感想など頂ければ幸いです。

(え)

posted by 著作権イベント実行委員会 at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

2007年01月07日

「メディアを学ぼう」で本企画が取り上げられます。

 昨年開催しました「実践!著作権Pert2〜先生と学ぼう」がNHK教育番組「メディアを学ぼう」の第17回「著作権を考える」で、紹介されます。
 ブログでご紹介してきましたこの企画ですが、生徒が電話確認しているところや、許諾の交渉をしている実際の様子などをご覧頂けます。また、あわせて同番組のHPに活動の様子の写真がUPされます。
 「メディアを学ぼう」は中学・高校向け総合的学習の「情報」に関する番組です。この番組では、メディアがどのように私達に伝達されるかということを制作過程を紹介しながら、その仕組みを学びます。これまでは新聞やテレビ、ゲーム制作などプロの現場を中心に紹介されています。第13回の「地域のメディアを作る」では、自分たちの町を市民の目で紹介する作品の制作を取り上げています。
 私どもの企画も映像作品を作るというのは一緒ですが、著作権について知るために作品を作るものですから、今までの制作現場とは異なる視点からの構成になると思っています。
 放送は1月24日・再放送31日( 水曜日)11:30〜11:50 の予定です。
是非ご覧下さい。
 次回は番組をご覧頂くに当たり、「実践!著作権」についてちょっとおさらいをしたいと思います。

(え)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

2007年01月01日

謹賀新年〜平成19年の抱負

新年明けましておめでとうございます。
本年も私どもの活動に宜しくご支援下さいますようお願い申し上げます。

 早いもので、18年度の著作権イベントが終了して2ヶ月が過ぎました。年末までに報告書添付用の本イベントの記録DVDも編集され、新年は心を新たに報告書に取りかかろうと思っております。
 と、同時に19年度の企画についても具体的な検討に入ります。
今回は著作権イベントの第3回目として、学校から一般社会へ対象を広げようと考えています。「よく解らないからやめておこう」「こわいからやめよう」というネガティブな判断を、「だめでもいいからやってみよう」というポジティブなアクションに変えるためには、社会全体に対しても啓蒙していく必要があると思うのです。
 この様な意図の下企画される07年イベントはこれまでの経験と知識を生かしながらも新しい課題に取り組むことになります。しかもイベントを支えてくれるコアメンバーががらりと変わり、昨年までとは異なる展開となりそうです。07年の新しいメンバーと一緒に頑張って企画を練り上げていきたいと思っています。一般市民への著作権啓蒙にご興味のある方がいらっしゃいましたら、当ブログまでご連絡下さい。
新しい年の新しい企画のために頑張っていきたいと思います。
 皆様にとりましてもこの1年が良い年となりますように…

(え)

posted by 著作権イベント実行委員会 at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感