2007年02月28日

平成18年度「実践!著作権」報告書発送いたしました。

おかげさまで、無事報告書を上梓いたしました。この間の皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。
 さて、参加くださった各校、ご協力いただきました皆様には本日発送させていただきました。また、私どもの活動をこの報告書を通じて、多くの方にお伝えしたいと考えて、誠に勝手とは存じますが、都道府県各教育委員会様、私学団体様宛お送りさせて頂きました。お手元に届きましたならば、ご一読いただけますと幸いです。
 併せて都道府県図書図書館にもご送付いたしております。教育関係以外の方も是非お近くの図書館でご覧下さい。
 報告書が皆様のお手元に届き、(社)私的録画補償金協会、後援頂いた各方面への報告が終了すれば、平成18年度「実践!著作権PartII〜先生と一緒に学ぼう」イベントは終了します。ちょうど一昨年の今頃から計画を練り、テキストを執筆し…と準備してきましたイベントも無事に最終ステージというところでしょうか。参加した生徒も大半が3年生でしたから、只今試験の真っ最中です。3月になれば、卒業し、それぞれの道を歩むことでしょう。2年生で参加した生徒は、イベントでの経験を生かして来年度は最上級生として下級生を引っ張っていくでしょう。ちょうどイベントに参加した学校の作品で描かれたバレー部の新旧交代のドキュメンタリーそのものです。ほっとしたような寂しいような気持ちです・・・

 と、思いきや平成19年度も引き続きイベントを実施することになりました。18年度が一区切りしましたら、19年度の話題をお話ししてきたいと存じます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

(え)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 平成18年度実践!著作権

2007年02月17日

平成18年度「実践!著作権PartII〜先生と一緒に学ぼう」報告書校了しました。

 昨年開催いたしました、体験型著作権学習イベント「実践!著作権PartII〜先生と一緒に学ぼう」の計画から8月のワークショップの様子、10月のフェアの様子を記載しました報告書を先週校了しました。完成は2月25日を予定しております。
 報告書では、2回目に当たる本イベント開催に当たり、1回目のイベントについての分析からの改善点、2回目での変更点、開催に必要な準備、会場設営等事務局作業についても記述しています。もちろんワークショップ中の生徒の様子や権利処理の実例等も解説しています。フェアのパネルディスカッションの記録も書き起こしされています。
 この報告書は、関係各位に配布する他、都道府県図書館にも納本する予定ですが、もしご興味がありましたら、ご連絡いただければお送りいたします。右記資料請求フォームよりご請求ください。また、この報告書を読んだ感想や、体験型の教育プログラムを行おうとお考えになられた先生がいらっしゃりましたら、是非ご連絡を頂ければと存じます。

(え)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 平成18年度実践!著作権

2007年02月11日

権利者が直接許諾するということ

 ワークショップでお世話になった作曲家の先生とお会いしました。この先生は団体に所属していない方でしたので、楽曲使用にあたり生徒が直接お電話して使用許諾を頂いた方です。ちょうど全国ツアー中で神戸にもお越しになるということで、お時間を割いていただきました。
 生徒はお花と御菓子を用意していて、みんなそろってお招きいただいた楽屋へと向かいます。中学生にとって楽屋に伺うという経験は余り無いと思います。みんな緊張した面持ちです。
 先生は優しく待っていてくださいました。ワークショップでのお礼を言って、生徒がお花と御菓子をお渡ししました。コンサート開始までの30分ほどお話をしました。
 先生が生徒から電話を受けたという体験について、「著作権とか、権利とかいうけれど、根幹は人と人とのつながりなんだなと思った」とおっしゃいました。日頃、利用者から直接交渉を受けることはほとんど無いし、あったとしてもレコード会社や音楽出版社経由であって、「なぜこの曲を使いたいのか」「どういう思いがあるのか」というのを直に感じることは出来ないが、今回のように直接お話を聞いて、使用について考えるのは、作曲家としてもとてもうれしかったし、逆に勉強になった…そんなことを言ってくださいました。
 生徒達はただただ緊張して拝聴していましたが、私はそれをきいて、本当にうれしくなり、又感動しました。私達が目指していること、私達の理想とする初等教育における著作権教育はまさにこのことに気づくことです。権利とか法律とかそういうことは、後から勉強すればよい、ただその根幹に流れるものは、最初にきちんと理解することが大切であると思っています。それは利用者も権利者も本当は同じなのです。それを権利者の立場からも感じていただけたのです。
 最初から「権利者」というのは多分いません。皆誰かの何かに刺激を受けて、その道に進み精進したから、今の地位があるのだと思います。作品と作品の持つメッセージが人と人をつないで、新たな作品に繋がっていく…その根底にあるのは、メッセージ=表現したもの=著作物への純粋な評価なのではないかと思います。ただ、多くの「権利者」は自らの作品を経済的価値からしか判別できないようなシステムにおかれていますから、なかなか直接的に生の評価を聞くチャンスはないのかも知れません。だからこそ、今回のように生徒がこの曲をと熱望し、先生に直接その思いと伝えられたことは、著作者の独占的排他的権利だからという理由を越えて、著作権の基本理念への獲得に繋がったのではないかと思います。
 生徒達にとっては先生から許諾を得たことはとてもいい経験であり、それで大きく成長しました。そんな生徒の姿勢が先生にも「勉強になりました」といってもらえるほどだったんだなと思うと、胸が熱くなりました。
 失礼を顧みず申せば、このような商業ベースではない利用について、直接許諾するという体験をすることは、著作者として権利と自分の創作活動について、その意義を考える機会となるのではないでしょうか。そして、著作者自身が自らの権利のなんたるかに思いを巡らすことができれば、著作者は著作物の利用について、もう少し深い考察が進むでしょうし、著作物の正しい利用はもっと進むのではないかと思います。
 すくなくとも、他の商売をさげすむような発言をするような著作者にはならないのではないかと、先生のお話を伺いながら、大胆な感想を抱きました。

(え)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 平成18年度実践!著作権

2007年02月05日

新聞記事を報告書に転載するための権利処理

現在、平成18年度「実践!著作権」報告書を鋭意作成中です。
今日は、その報告書に本イベントを取り上げた新聞記事を転載するための権利処理を行いました。
これを紹介したいと思います。

まず、取材の際にいただいた名刺をもとに、取材記者さんにお電話いたしました。
お電話では、ごあいさつを済ませたあと、転載させていただきたい旨を伝えました。
具体的には、
 どのような冊子に転載するのか(報告書の内容)
 どのような形で転載するのか(本イベントについて取り扱った記事を紹介したい)
 そして、報告書の頒布方法(教育委員会、公共図書館、権利者団体等に無償で配布)
といったことでした。
回答は、出所明示(新聞名、日付、頁)をきちんと掲載してくてもらえれば、OKです、ということでした。

え?こんなに簡単に?そう、これだけです。
実際一番大変だったのは、お忙しい記者さんをつかまえることでした。
私自身も意外にあっさり許諾されるのだと感じると同時に、
記事を複製利用する場合の許諾条件がきちんと周知徹底されているのだと感じました。

もしかしたら、取材対象者という理由で許諾基準があるのかもしれません。
しかし、昨年末にお会いした別の新聞社の方がおっしゃっていましたが、
非営利的な無償の利用(たとえば、教育現場)であれば、許諾を求めていただければ応じますとおっしゃておりました。
ネット配信については許諾は難しいとのことでしたが、通常の複製頒布であれば、許諾されるといっていいように思います。
会社によって違いがあるでしょうが、電話1本です。
代表電話に電話して、該当部署にまわしてもらって、お願いする。
権利処理の第一歩として、新聞記事からはじめてみるのもいいかもしれません。

(事務局S)
posted by 著作権イベント実行委員会 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 平成18年度実践!著作権